私は頭が悪いのか、中学生の成績は下の下。
特に中学3年生の成績は、5段階評価で1と2しかありませんでした。
教師からは「お前が行ける学校はここだけだ」と言われ、学区内で最もレベルの低い高校に進学するしかありませんでした。
学業だけでなく、アルバイトでも苦労しました。
高校に入り、15歳で初めてファミレスでアルバイトをした時、他の皆ができることが私だけできませんでした。
何かを覚えたと思ったら、過去に覚えたことを忘れてしまい、上司や先輩から「以前より使えなくなったじゃないか」と言われる始末でした。
ファミレスのアルバイトの記憶は、私にとって最低なものしか残っていません。
その後、私は極力ラクなアルバイトに逃げてフリーターを続けましたが、26歳で初めて就職した介護の仕事でも、人材として最低レベルでした。
その結果、仕事を辞め、無趣味・童貞・無職・引きこもり・ニート・鬱・アル中・30歳になってしまいました。
生まれて初めて就職活動をした
私は26歳で介護の仕事をしましたが、数少ない友人のツテで入社しました。
私は友人を裏切る形で退職しましたが、今では深く感謝しています。
退職して無職になった30歳の私は、生まれて初めて自力で就職するために、ハローワークに行く事になったのです。
職業訓練校に通う事にした
私は、特技も趣味も無く、スキルがゼロの状態から就職活動を余儀なくされました。
何から始めれば良いのかも分からない状態でした。
そこで偶然、職業訓練校の告知があり、私はとりあえずという気持ちで職業訓練校に通う事にしました。
同じ悩みを持つ仲間が出来た
職業訓練校に通う事になった私は、同じクラスになった8名の方達と一緒に勉強と就職活動をする事になったのです。
中には明らかにスキルが高い人もいれば、私のようにゼロからのスタートを切った方もいました。
私より若い人、私より年上の方もいました。
ただ一つ共通しているのは、私と同じクラスにいたのは、全員無職の仲間だったという事です。
私にとってほぼ初めての就職活動でしたが、中には就職活動に慣れている人もいたのです。
分かったフリを止めた
私は、仕事も勉強も出来ない理由が、なんとなく分かり始めていました。
それは「分かったフリ」をし続けていた人生だったからです。
職業訓練校の講義中、私は恐らく一番講義を止め、質問をしました。
何度も何度もしました。
何度も質問した事で、迷惑だと思った方もいたかもしれません。
教える立場になれば分かるのですが、質問する事で生まれる迷惑よりも、説明した事が相手に理解されない事の方が悲しいのです。
中学、高校で、私は一度も手を挙げた事は無かったです。
私は、私が特別頭が悪いのではなく、友達に授業内容を聞く事も、ノートを取る事も、見せてもらう事も一切しなかったから、私は成績が悪かったのかもしれないと思い始めました。
目標を持った
職業訓練校での課題の一つに「10年後の自分がどうありたいか」という内容の講義がありました。
私は、課題に対して、恐らくクラスの中でもかなり真剣に取り組みました。
1年後、3年後、10年後、就職して、経験をして、仕事を真面目に取り組んで、とにかく明確な目標を持って職業訓練校に通う事を決め込んだのです。
習慣が変わった
私には数少ない、信頼できる友人がいました。
職業訓練校に通うぐらいの頃に、私は友人から読書を勧められました。
彼を信頼してしまった私は、とりあえず受け入れてみる事にしました。
この私が、職業訓練校の時間外に、生まれて初めて、なんと読書をするなんて、数か月前の自分なら信じられないでしょう。
クラスで一番最初に就職出来た
私は、クラスで一番最初に就職する事になりました。
運がよかった部分もあるでしょう。
私の経験を通じて、次の4つの行動がどれほど人生を変えうるかを知りました。
同じ仲間を作ること
共に悩み、共に成長する仲間の存在がどれだけ心強いか、そしてそれがどれだけ自己成長を促すかを実感しました。
分かったフリを止めること
分からないことを素直に認め、質問する勇気がどれだけ大切かを学びました。これにより、本当に理解し、成長することができるのです。
目標を持つこと
明確な目標を持つことで、毎日の行動に意味が生まれ、自分の進むべき道がはっきりと見えるようになりました。
習慣を変えること
新しい習慣を取り入れることで、過去の自分を超え、新しい自分に生まれ変わることができました。
これらの小さな一歩が、私の人生を劇的に変えました。あなたも、これらの行動を取り入れることで、確実に新しい道を切り開くことができると信じています。これからの人生を、自分自身の手で築き上げていきましょう。
自己再発見の11STEP、その6、仲間、分かったフリ、目標、習慣は、
小さな一歩で大きな変化を起こす可能性がある
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